Western area

美と醜は表裏一体。一蓮托生。世界に「美しいもの」が在る限り、「醜いもの」もまたそこに在り続けることでしょう。

 

【外観と文化】

 ◆この聖域は、近年急激に醜いものたちが増やし、それに合わせて広がり続けている。

  この地には鏡は存在せず、また外部からの持ち込みも禁止されている。

 ◆満月の影は醜いものたちの真の姿を映し出すとされる。

 ◆歪な姿に仮装したり、その見かけに囚われず彼らを受け入れることができれば彼らと心を通わすことが出来る。

 

 ◆この地の者が「極上の酒」を持っているという噂があり、定期的に刀片手に挑み奪おうとする者が現れるが、

  武器ではなく、面で顔を伏せかれらが毎夜開く宴で、盆ダンスを陽気に披露すれば自然と分けてもらえるらしい。

 

 

【各地域との関係性】

 ◆醜いものたちは一年に一度の誕生祭のみ「中央区)ミラージュ」に入国する事が出来る。

 ◆「中央区)ミラージュ」の魔法研究の事故が起きた際、事故隠蔽のために奇形化の激しかった個体が放り込まれた。

 ◆「東区)夕霧の社」の異形達と似ている姿の者も多数徘徊している。

 ◆「西区)プルヴィア」の聖域はこの地へ繋がっている。

 ◆「南区)コンフィテューレ」の封魔の柱がこの地に出回っている。

 

【主な伝承等】

 ◆男優ジョシュア・ハートは語る。

  『そこは醜い者の楽園だ。少しでも容姿が整っていれば貶され、汚い者を見る目で見られる。僕達がそうしたように』

 

【Liar epitaph】

◆もうびっくりするくらいみんな美人になっちゃう。

 

 ちょっとアイデンティティの問題で醜いものたちの聖域とは言い難い感じになる。

終わりを恐れることなかれ。それは次へと繋がる標のひとつなのだから。 あなたを縛るものは、全部"私"へ渡して、おいきなさい。 私が枯れるその日まで。

 

【外観と文化】

 ◆一度岸を離れると渡りきるまで岸の音が聞こえなくなり、

  また、水面を覗くと再会したいと願う人が映り、湖の底へ引きずり込まれるという噂がある湖。

  渡りの湖を渡らないことは終を意味するらしく、この湖に眠るものは何か分かっていない。

 ◆雲ひとつ無く星がよく見える寒い晩にあの世とこの世を渡す白いゴンドラが現れる。

  年に1度だけ、その白い小舟に乗った白い死神があの世から渡ってくるらしい。

  そして、ここで見られる白い蝶は、この世からあの世へと魂を運ぶ役目を担っているとされる。

 

 ◆ある時期になると湖面に花が咲き乱れているように見えることがあるらしいが、実際に触れることはできない。

 

【各地域との関係性】

 ◆春間近な晩冬には湖が凍り、必ず一筋の亀裂が入る。「西区)カキョウ」へ向かう神が渡る道だと言われている。

 ◆この地の「星魚」と呼ばれる空飛ぶ魚が、ある時期に「南区)エンドルフィン」へ飛来する。

 

【主な伝承等】

 ◆季節はエワンを渡ってやってくる。渡る季節の色を幾重にも重ねたものが、湖の色なのだと言われている。

 ◆『あの寂夜の帳が降りきって私のエワンに裾さえ浸れば、空を泳げるのに』 ウンディーネ詩篇 第七編

 

【Liar epitaph】

◆美しき湖の底からある日、真っ黒な汚泥が沸き立ち始めるだろう。

 汚泥はこの地を沼に変え、渡る者も住む者もいなくなる。

 

 湖底に沈む汚泥の原因は誰にも知られぬまま。

幾度季節は廻ろうと、この都と花は咲き続けあなたを歓迎するでしょう。

 

【外観と文化】

 ◆千年以上の歴史を持ちながら、大きな災いに見舞われたことは今日まで数えるほどしかない、恵まれた土地である。

 

 ◆渡るとご利益がある言われる赤い橋があり、その先には温泉宿があるという。

  宿では浴衣も貸し出され、伝統衣装や似た衣服を着れば割引サービスなどが受けられる。勿論貸衣装屋もある。

  温泉宿自慢の温泉は、入るともちもちの美肌になれる。

 ◆明治喫茶なるものがあり、そこでは着物にエプロン姿の珍妙な女性たちが給仕をしている。

  バリエーション豊富なアイスクリーム天ぷらのおいしい店などもある。

 ◆エワンの透明な水で作る酒「湖廻(コエ)」はカキョウの上流階級のみが口にできる最高級品である。

 

 ◆「くぉーりや様」と呼ばれる神様を迎えもてなすための「華京燈篭祭」が毎年春間近の晩冬に行われている。

  都はたくさんの花と灯篭で飾られ、その景色は神秘的でとても美しいと評判である。

 

【各地域との関係性】

 ◆花を愛でに「西区)エワン」を渡って来る、「くぉーりや様」の伝説が数多く残されている。

 

【主な伝承等】

 ◆時折迷子の子供が保護され、その子供は決まって「赤い鳥居をくぐったら此処にいた」と話すという。

 

【Liar epitaph】

◆とある湖を追われた神の怒りは、カキョウの四季を奪う天災と化すだろう。

 荒れ果てた都は凄惨な姿へと代わり、華やかな花々は見受けられない。

 

 どうしてくぉーりやと呼ばれた神をなだめることのできる人間はいなかったのか。

ひとが罪を犯し続ける限り、この鳥籠が朽ちることはないでしょう。貴方がこの鳥籠に来ることがないよう願います。

 

【外観と文化】

 ◆正体は、各地で捕まった罪人を鳥の姿で隔離する監獄であり、、彼らの懺悔は囀りとなる。

  この地を守り、番人を努める者は、人の姿に白銀の翼を持つ「白鷺の民」である。

 ◆ここでは償っていない罪がある自覚がある者には白銀の翼が生える。それは旅人も番人も同様である。

 

 ◆鳥の姿となった罪人から抜け落ちた羽からは、懺悔や悔悛の囁きが聞こえてくるという。

  刑期を終えた者は元の姿に戻れるが、望めば全ての記憶を失うことでただの鳥として生きることもできる。

 

 ◆ラカージュ最初の罪人は、声を無くした哀れな天使だった。今日も鳥達は天使のかわりに懺悔をうたっている。 

 

【各地域との関係性】

 ◆この地のどこかに「東区)ガゼルトリオン」へ繋がる魔法陣があるらしいが、今では固く封じられている。

 ◆一向に改心の余地のみえない鳥は「南区)アエラ・クラ」へ投げ込まれ、死ぬまで業火にあぶられ続けるという。

 

【主な伝承等】

 ◆「はじめに神は天と地を創造された」 そのような歌がある。

 ◆「世に罪のない者などいないのだ、翼を得られぬ者こそ終ぞ償いによる己が心の癒しを胸に刻むことはないだろう」

  という手記が残っている。

 

【Liar epitaph】

◆ラカージュの罪人たちはさえずること、歌うこと自体を忘れてしまうだろう。

 懺悔をすることもできない鳥たちは罪を償うことすらできずにこの地で果ててゆく。

 

 歌うことの大切さを思い出せない限りは。

神代より言ひ伝ひて来らく、ナカツハラは女王の厳しき国 言霊の幸はふ国と語り継ぎ言い伝へたる。

 

【外観と文化】

 ◆端がかすむほど広大な平野に水田が広がり、実りの季節には一面黄金の絨毯と化す。

  また、山間部にはナカツヒカリの棚田があり、観光名所の一つとなっている。

  豊穣の神を奉る大きな社があり、参拝する人でいつも賑わう。

 ◆田植えには時折人でないものが紛れているが、気づいても口に出してはいけない。それに出会った者は幸運を得る。

 

 ◆この土地は代々「女王」が治め、国を守る兵士は「女王の侍」と呼ばれる。

  「オニギラズ」という抜け忍集団をナカツハラの民は決して許さない。 

 

 ◆年に1度の祭「nepota」は数日間に及ぶナカツハラ民のソウルフェスティバルであり、

  また、初夏には「案山子コンテスト」が行われ個性豊かな禍々しい案山子が水田のわきを賑わせている。

 

 ◆原産の品種「ナカツヒカリ」が有名であり、これを磨き醸造した「寿ぎの露」という酒がこの地の銘酒である。

  最近はナカツヒカリを使った炭酸飲料「ナカツヒカリサイダー」も登場し、子供たちの間で人気となっている。

 

 ◆残暑の頃ナカツハラの空では掌サイズの小さな金色の龍が泳ぎ、背中に死者の魂を乗せてくると信じられている。

 

【主な伝承等】

 ◆白い動物は吉兆であるとされ、とりわけ白い龍が見られた年には豊作が約束されると信じられている。

 

【Liar epitaph】

◆抜け忍集団オニギラズ達はナカツヒカリの収穫時期を狙ってくるだろう。

 彼らの強襲を止められなければ大切なお米は全て奪われてしまう。

 

 百姓たちの辛みある冬は近い。

【rescue story】魔女ラジ! http://togetter.com/li/1027378

貴方が魔女になれて良かったと笑顔で帰ってくるのを、マムはずっとここで待っています。

 

【外観と文化】

 ◆かつて魔女が迫害にあっていた時代、ここは魔女の隠れ里と呼ばれていた。

  村の魔女達を守るため正規方法で村を訪れなければ不届き者として痛い目に遭うようだ。

  例としてタライが降ってきたり落とし穴に落ちたりといったものが挙げられる。

 ◆この地では生まれた魔女に帽子を贈る風習があり、村ができた頃から営業している老舗の帽子屋がある。

 

 ◆村では週2回朝市が開かれ、村の伝統野菜である「魔女野菜」や、

  各自宅で作られる高度数の酒である「魔女殺し」など様々なものが並んでいる。

  この村の古い小さな酒蔵では、魔法娘と呼ばれる幻の酒が作られている。

 ◆街の薬屋『ほうき星』があり、ポーションやハーブを数多く揃えている。また、店内にはアトリエもある。

 

 ◆「魔女として生きる術」を教える青空学校があり、魔法陣の描き方から魔女としての作法まで学ぶことが出来る。

  「黒いローブ、とんがり帽子、箒などの伝統的な魔女スタイル」が今も息づくき、近年は貸衣装屋も人気である。

  また、若い魔女たちは噂話などで特定の魔女を指すとき「名前を言ってはいけないあの人」と言うのが流行っている。

 

【各地域との関係性】

 ◆「東区)ドルミール平原」の戦争を生き延びた魔女もおり、魔法が人を幸せにするものであるよう願い続けている。

 

【主な伝承等】

 ◆"魔術に困ったときはマムに相談なさい 貴方の母がきっと力になる"

  一度は聞いたことの在る言い伝えはこの村のことである。

 

【Liar epitaph】

◆かつて戦争を逃れた魔女達へ、戦争主犯の汚名を着せようとする者たちが現れるだろう。

 身の潔白を証明できない者たちは、魔女であることを生涯卑下され日の目を見ることはない。

 

 魔女であることの意味が問われるであろう。 

例え月や星が無くなろうとも、太陽が昇る限り、砂時計は永遠に時を刻み、黄金鳥の鏡は曇る事なく、この国を護る。

 

【外観と文化】

 シンボルの三つ目の黄金鳥は、頭上の鏡を用いてペルデレの民を見守っていると言われている。

 ◆街の中央には巨大な砂時計があり、砂が落ちきることも溢れることもなく、永遠に時間を計り続けている。

  人々の待ち合わせ場所として使われている。

 ◆移動手段として普及しているのは魔法の絨毯である。

 

 ◆民は黄金鳥へ処女を生贄として捧げていたが、国を治めていた魔女の命を代償にその風習はなくなった。

  魔女の墓は黄金鳥の石像の横にある。

 

 ◆この地の民は旅人に出会うとまず「貴方も護って欲しいものがあるのですか?」と問く風習がある。

 太陽の復活を祝う宴があり、その際トウモロコシの粉を使ったクレープが食べられている。

 ◆ペルデレの結婚式では、花嫁は赤い衣装を身に纏う。赤は太陽の象徴であり、

  太陽の祝福を受けた花嫁は嫁ぎ先に幸せを運ぶと考えられている。

 ◆ここではペルディオーレと呼ばれる極上の蒸留酒が飲める。度数が高いので大人の仲間入りの儀式に使われる。

 ◆中心部のバザールではペルデレライス(ターメリックライス、ガーリックポーク、

  トマトベースの肉入りビーンズシチュー、飴色のオニオンソテー)が名物の店がある。

 

【各地域との関係性】

 ◆『数十年毎コンゴウの民族衣装の青年の亡霊が現れる』と、宿屋の先々代女将は幼少時の褪せた写真を見せ語る。

 

【主な伝承等】

 ◆民が何もかも失った時、現れたのが黄金鳥であり、『最後の1つを差し出せば全てを与えよう』黄金鳥は語りかけた。

 

【Liar epitaph】

◆永遠の時を象徴する砂時計はひび割れ、中からは無限に砂が溢れ出してゆくだろう。

 国民が太陽を見ることが叶わなくなるまで溢れる砂は止まらない。

 砂に護られた国は砂によって姿を消すことになる。

 

 

 

世界に人のある限り、この雨は人の歓びと哀しみと共に在る。

 【外観と文化】

 ◆全ての涙がたどり着く国と呼ばれ、国民は、その涙さえプルヴィアに降る雨になるとされ泣くことができない。

 ◆ここではどんなに感情を失った人でも大切な物を思い出し涙する事ができる。が、街を出ればまた忘れてしまう。

 

 ◆中心部の大きな水たまりは「聖域」として足を踏み入れることは許されず絶えず雲が生まれている。

 ◆「赤の涙」という噴水があるが、色は赤くなく“青のために”と碑文が残り、友を想う人には滴が甘く感じられるらしい。

 ◆月に一度、金色の雨が降る。 

 ◆降り続く雨により国中が大型樹木に溢れており、その木々の間に吊り橋が渡されている。

  また、巨大な水滴の乗り物があり、中に入れば水に包まれる感覚と驚きの跳躍力で長距離移動も楽々である。

 ◆季節の変わり目には雨に乗って空を泳ぎ移動する魚を見る事ができる。

 

 

 ◆「乙女の涙」と言われるティアベリーはほんのり塩味。

  乙女を泣かせてしまった原因の人がうっかり食べるともらい泣きしてしまうんだとか…。

 

【各地域との関係性】

 ◆聖域へ足を踏み入れた者は気がつくと「西区)デーフォルミス」へたどり着いている。

 ◆「西区)リフレパス」の出口へと繋がる雨緑のトンネルは、空泳ぐ魚たちだけが知っている。

 

【主な伝承等】

 ◆「止まない涙はないのだから、それは何処かへ行くのだろう。そう。ここは全ての涙がたどり着く国プルヴィア。」

 ◆『この涙もいつか常雨の鐘楼に辿り着き その音色に溶けるのでしょう』 - オペラ「竜が峰」ヴィルジナのアリアより

 

【Liar epitaph】

◆涙の雨が集まり、降り続けるはずのプルヴィアはある日を境に雨を失うだろう。

 潤沢な水分と色とりどりの感情が供給されず、次第に乾いた土地へと姿を変える。

 

 この国に雨を再び降らせるためには。

さあ大切な場所へ還ろう。あなたの未来は目の前にまっすぐと伸びているのだから。

 【外観と文化】

 ◆前世や過去に出会うことができると言われる洞窟だが、洞窟の終点には何もない。かえりみちへ行くしかない。

 前世や過去に出会った者の中には、戻ってきた時に別人のようになっている者もいるとの噂がある。

  

 ◆独りで洞窟に入ると、何処からか自分を呼ぶ声が聞こえるが、決して応えてはいけない。

 ◆複数人で洞窟に入ると、いつの間にか1人増えているが、何故か増えたのが誰なのかわからない。

 ◆ここで七日間の瞑想を行った僧がいたが、外に出ると半日しか経っていなかったという。

 洞窟出口付近に咲く唯一の花は、人々の涙で咲いた神秘の花であり不思議な力が宿ると言われている。

 ◆洞窟を住みかとする白い鳥の中には一羽だけ青い鳥が混ざっている。

 

【各地域との関係性】

◆「西区)プルヴィア」からこの地へ繋がる雨緑のトンネルがある。

 

【主な伝承等】

 ◆『再び貴方を一目、それ以上は望むこともない。 私を試す闇よ、この覚悟を知るがいい』

                                   ―― 「英雄リーフレットの物語」より

 ◆"顧む覚悟があれば白の鳥を呼びなさい" 

       ――リフレパスは、貴方の脅威ではないのです。貴方にもう一度、思い出して欲しい。ただ、それだけ。

 

【Liar epitaph】

◆洞窟の中には、聞いたこともない「限りなく幸福な未来の自分」が現れるだろう。

 その者は「入れ替わらなければこの未来にはたどり着けない」と語りかけてくる。 

 

 多くのものは晴れやかな姿で洞窟を出てくる幸せな土地として有名になる。

遠い未来、この地で真っ白な遺跡が発掘されるでしょう。色ほど移ろいやすいものはない。ソワイユの色彩は今ここを生きるものの中にのみ残る。色鮮やかに、そして永遠に。

 

【外観と文化】

 ◆ソワイユは古代語で「虹の足」の意味であり、色彩神クオリアが虹の足元に作った街であると語り継がれている。

  都市内には、空の色そのままの染色ができる川も存在する。

 

 ◆四年に一度、世界中から色とりどりの絵画が集まる展覧会「ピピットゥーラ」が開催される。

  期間中は展覧会場外にも世界の芸術家が集まり、様々なパフォーマンスを行われ、

  自分の絵を飾ることは、若き画家たちの登竜門であり憧れでもある。

  今回のピピットゥーラには作者不明の青緑の模様が描かれた絵が出品されている。

 

 ◆祝事や催しの際、住民は窓外に色旗を飾るため、町中がペンキをひっくり返したように彩られる。

 ◆1年の終わりには決まって雪が降り、鮮やかな街が白一色に染まる。

 

 ◆伝説の色と呼ばれる「色彩イデア」が概念として存在し、多くの芸術家が今も尚自らの作品にその具現を試みている。

 

【各地域との関係性】

 ◆「南区)ラウレアナルー」で採れる七色の砂を使った《虹色砂絵》が大流行している。

 

【主な伝承等】

 ◆色彩の神クオリアがいなくなったとき、世界から色が失われると伝えられている。

 

【Liar epitaph】

◆この地を代表する色彩の神クオリアの存在が侵されるだろう。

 ソワイユへ関わる全ての者の瞳は段々と異変を帯び、自身の大切な色を失う事になる。

 

 一度色彩を奪われた者たちのうち、この地を離れてもそれが取り戻せた者はいない。

ここは安らぎが静かにおりてくる場所。すべての優しいひとの胸に。オアシスはいつもここにある。

 

【外観と文化】

 ◆この地は美しい大自然と妖精の楽園であり、禁猟区となっている。

  夢見る胡蝶が棲み、それらの放出する魔力により夢と現実の境界が曖昧になっている。

  オアシスの奥地には飴色に輝く滝があり、甘い匂いが立ち込めている。

  滝の水が溜まる泉は、蝶たちの集う場所となっている。

 

 ◆初めて訪れた者には、この地に棲む精霊の歓迎の証である「白き蝶の舞」を見る事ができる。

 

 ◆妖精の羽根はとても美しく、高値で売買されるため、狩人達に乱獲され絶滅しかけた過去を持つ。

  彼らは悪戯好きであり、楽園を侵すよそ者には手痛い仕置きを与えるという。

 ◆極稀に美しい翅をもつ「蝶竜」が姿を現すことがある。

  竜が魔女に託す「お願い」を叶えるとそれに見合った自分たちの財宝を分けてくれる。

 

【各地域との関係性】

 ◆「東区)薄明の地」などに生息する不思議な虫はこの地の妖精たちを起源とする学説がある。

 

【Liar epitaph】

◆穏やかな平穏は、もうすぐ訪れる妖精狩りによって失われるだろう。

 再び傷を負った妖精たちは、夢見る胡蝶と共に現実の世界を遮断してしまう。

 

 全てのものにとってのオアシスは醜い人間たちによって失われる。

 

疲れたのなら、この地で眠りなさい。ここは誕生石の魔女達のための水晶のベッド。あなたが目覚めるまでここは在り続ける。

 

【外観と文化】

 ◆全ての生命が眠るように音を潜める谷底には、水音のみが鈴のように響く。

  塵宝石が散りばめられて出来た地層は、星も月も見えない夜に微かに光を放ち、

  地底に星空が映し出されたかのような風景となる。また、その地層の下には大きな空洞が存在する。

 ◆谷には水源があり、そこに湧く地下水は水晶に磨かれ、大陸一清浄だと言われる。

  また、その清浄さ故に、あらゆる難病を治す幻の秘薬の材料になっている。

 

 ◆数10年に1度だけ、深い谷底まで月明かりの差し込む夜に、そっと開く強い魔力を秘めた大輪の花がある。 

 ◆時折、谷底で死んだように眠る魔女がいるというがその寝顔を覗いてはならないとされる。。

 

【各地域との関係性】

 ◆宝石商は大陸の西端と東端を貫くこの地と「西部)アダマス」間をマギ・ホドス(聖賢者の道)と呼び信仰している。

 ◆光の差し込む谷の入口では稀にエンドルフィンの幻想生物を見ることが出来る。

  

【主な伝承等】

 ◆聖女の即身仏が眠っているらしい。

 ◆この地では新月には心身が浄化され、満月には力が強まると言われている。

 

【Liar epitaph】

◆清浄だったはずの地下水は何故か腐臭を放ちこの地を穢し始める。

 この地で眠る聖女を侵食しながら、ユリフィはその意味を失っていくだろう。

 

 強い魔力を秘めた大輪の花は再び花を咲かすことはない。