Northern area

私の願いはついに叶う。ここは全ての『鳥』の楽園。

 

【外観と文化】

 ◆大昔、鳥たちが自らの楽園を夢見て造ったという伝記が残る、規則的な軌道で空を移動している島。

  ただし年によっては生き物のように不規則な軌道を描いて移動する。

  飛空島の中央には古代遺跡があり、手つかずの財宝が眠っている。

  しかし、魔力を持たない者は、魔石を用いた熱気球などを駆使して上陸するしかない。

  

 ◆太古から生きる幻とも言われる美しい鳥がおり、世界の歴史の全てを知っているといわれている。

 ◆この島には空を飛びたいと願う者と、空を飛ばせたいと願う者が共存していて、

  本来飛べない鳥も飛行能力を持っている。例としては島の片隅には空飛ぶペンギンの村がある。

 ◆この土地の青い鳥の羽に魔力を込めると、込めた分だけ浮かび上がり、空中散歩が楽しめる。

 

 

【他地域との関係性】

 ◆島の移動周期には、「(南区)エンドルフィン」と接近するタイミングが存在し、渡り鳥がこの機に飛び移る。

 ◆まれに島に落ちている巨大な羽根は「(中央区)アルフェラッツ」にて高値で売れる。

 

【主な伝承等】

 ◆『島は自分を鳥と勘違いしているらしい。私も空を飛びたい、なんで飛べないのだろうと悲しむ島を哀れに思い、

  神様は島を浮かび上がらせたのでした。』                     童話 夢見る島 より

 

 【Liar epitaph】

◆鳥の楽園は、2羽の怪鳥に占拠されてゆくだろう。

 彼らは中央の古代遺跡の魔力を餌に巨大化し続ける。

 

 このままでは既存の鳥たちは淘汰され、楽園を手放すことを余儀なくされる。

  

「かえるその日を待っている。それまでは変わらずに」

【外観と文化】

 ◆この峰は登れば登るほど視界から色が消え、頂上ではモノクロの世界となる。

  降れば元通りの色鮮やかな世界が戻ってくるようだ。

  また、ここの生物は満月の夜になると狂暴化すると言われている。

 

 ◆この峰はかつて「月の霊峰」と呼ばれ、「(北部)ザクルィトエ」と並び神聖な霊峰であった。

  二つの霊峰にはそれぞれを守る白銀と蒼穹の姉妹竜がいたそうだ。

  その二匹のうち、ダスピルクの「月を喰む竜」という暴竜は賢者により宝珠へ封印されたと言い伝えられている。

 

 ◆「月の峰術」という月を媒体に総てを曖昧にする禁忌の魔法がこの地に存在し、月喰みの竜はその守護者であった。

 ◆現在の地名は古の魔女の名を元に付けられたと言われているが、その魔女のことは魔峰の巫女しか知らなかった。

  奥地に鎮められていた「竜の呪宝」はある日盗賊団に奪われている。

  また、呪宝の行方は、それと同時に拐われた魔峰の巫女を含めて分かっていない。

 

【各地域との関係性】

 ◆この魔峰の裾野には「(北部)シルバーフォレスト」が拡がっている。

 

【主な伝承等】

 ◆『もしこの峰を無事に抜けたければ月が笑っているうちに。彼女は我らを見守っているからな』

                                     戯曲「白の獣」より 

 

 ◆昔々、二つの霊峰にはそれぞれ銀の竜が住んでおりました。月の峰術を護り、

  打ち消せる力を持った竜は【月喰みの竜】として民に崇められていたのです。--「眠れる双竜と星の影」壁画第一節

 ◆星の国の民は月の峰術を奪い使うことに決め、峰術を護る竜すらも倒しその力を手に入れました。

  そして息絶え絶えの竜へ呪いをかけてしまったのです。         --「眠れる双竜と星の影」壁画第三節

 ◆月を喰む竜を宿す魔女は、”彼女“を“アイオライト”と呼ぶ。

 

【Liar epitaph】

◆神聖さを失ったこの峯は、荒廃の一途を辿っていくだろう。

 凶暴とされる生き物さえも住めない、何も残らぬ場所となる。

 

 この土地が歴史を振り返り、再び神聖さを取り戻せるか否か。

 

真の平和が訪れる時、壁は開かん。

 

【外観と文化】

 ◆近隣の魔物から護るための強固な壁を築いた街。

  外壁のレンガは赤く煌めき、目を凝らすとうねっている見える。そんな巨大な城壁群は、

  かつてヒーローの掛け声で巨大ゴーレムに変形し、魔物と戦ったという記録が残っている。

 

 ◆周辺に多数生息する魔獣たちは侵入を試みて常にその城壁で爪を研いでいる。

  最近では左右非対称の大角を持つ巨獣を主とする群れが城壁撃破を目論んでいるようだ。

 ◆新月の夜には城壁周りを歩く「(北部)グリムデルセン」の人形が目撃されている。

 

 ◆魔物や指名手配犯を憲兵に引き渡すと懸賞金が得られるため、多数のギルドが存在する。

  有名な腕利きの用心棒ギルドが存在し、何故か入団条件は魔物に相撲で勝つことだとされている。

 ◆年に一度、魔法使用の禁止された、剣の腕だけで戦う武芸大会が行われる。

 

 ◆銃専門店「ルミネス」では、高価だが魔力を帯びた魔弾を込められる魔銃も取り扱っている。 

 ◆名物の「城壁せんべい」(ナカツヒカリ使用)は硬すぎて上手に食べないと前歯が折れる。 

 ◆ギルドで食べられる「城壁サイコロステーキ」は冒険者に大人気。

  美味しいだけでなく、積み重ねて城壁を模したりとクエストの長話に最適なようである。

 

 ◆かつてこの地が平和だった頃、平和の証である「時の鍵」が何者かに盗まれている。

  鍵が失われた際に放たれた邪悪な力によって魔獣が人を襲うようになった。

  時の鍵を鍵穴に戻せばその魔力も弱まるとされている。

 

【主な伝承等】

 ◆「はるか昔、まだ城壁がなかった頃、この街の人間と魔物たちはよき友であった。それが今では……」

                                    通りすがりの魔女は嘆く

 

 【Liar epitaph】

◆城壁を攻める魔獣達は突然に翼を持つよう進化を遂げるだろう。

 動かぬ城壁の恩恵を失ったトルクスブルグが陥落するまでに多くの時間はかからない。

 この街の築き上げてきた歴史は巨大な城壁だけを残して崩れ去るだろう。 

 

 

巡ル巡ル結末ヲ探シテ、クルクル廻ル目指スノハ《happyend》、嗚呼オ人形ハ役者?観客?ソレトモ貴方?

 

【外観と文化】

 ◆この国の扉は各々が童話世界へ繋がっているため、自由に物語へ入って行ける。

  童話を後にする時は、味方も悪役もお話をいったん中断して暖かな別れの挨拶をしてくれるが、

  ここに住む者は平凡な結末を許してはいないようだ。

  物語の幕間に出会わせると、そういう時は登場人物の違う一面が見れる。

  また、この地では物語が強い力を持つため、フラグやお約束補正などを使いこなすことで奇跡の局面にも至れる。

  逆に、国内で罪を犯した者は処罰として残酷な童話へ送られ、罪を償わなければハッピーエンドへ辿り着けない。

 

 ◆建国当初からある特別な扉の中には、残酷な結末ゆえに封印された「初版」と呼ばれる物語が存在する。

 ◆「創造の羽ペンと空白の書」が手元にあれば、「初版」を写し取り読むことが可能となる。

  絵本に交じり、挿絵付きの禁忌の魔術書が混じっている。中には薄明の地の竜についての記述や

  その封印魔法についての事柄が記載されているものもある。

 

 ◆大きなクマの店主がオーダーメイドで人形を作ってくれるお店がある。

 

【各地域との関係性

 ◆「(中央区)ブラックマーケットブルース」でしか入手できないグリムデルセン産の紅茶がある。

  人気の紅茶だが、この紅茶が並ぶとこの国で行方不明者が発生するという噂である。

 

【主な伝承等】

 ◆「童話の物語と夢の境界も曖昧の様、魔女の道具が残酷な《悪夢(けつまつ)》から守ってくれた」ベリト手記

 

【Liar epitaph】

◆初版とされる禁忌の書物の封が食い破られるだろう。

 中から溢れ出る貪欲な物語は、他の物語の扉へ侵入し塗り替える。

 全ての物語は一つのBADENDへだけ向かう一冊の本になってしまうのだ。

 

 

 

氷に閉ざされた花々は、その美しさを私たちにみせてくれることだろう、今までも、これからも、永遠に。

 

【外観と文化】

 ◆とある魔法使いの深い悲しみにより、全てが氷に閉ざされた花園と言われていて、

  どこかに氷中で何百年も変わらぬ姿で眠り続ける少女がいるらしい。

 ◆少女の氷に触れた者は花へと姿を変え、自らも花園の一部になってしまう。

  その花入り氷を月明りへ当てると、花々の見る夢が影へ映し出される。

 ◆少女の隣で眠れば彼女の記憶を覗くことが出来る。しかし目覚める際に内容は忘れ、感じた感情だけが残るようだ。

 

 ◆この辺りで降る雪は結晶が他地域より大きく、「氷の花」という別名で呼ばれる。

 ◆この地から持ち出した氷は一生溶けず、高い価格で取引される。

  加えて、この氷で作られるかき氷は花の蜜のように甘い。しかし食べた者はしばらく凍ってしまう。

 ◆フラワーアイススケートリンクという凍った湖があり、美しい氷の床でスケートが楽しめる。

 

【各地域との関係性】

 ◆「(北部)ネモフィリア」からこの地へ繋がる地下道がある。

 

【主な伝承等】

 ◆氷の中で眠る少女が時折抜け出し、「(北部)ラ・モール・ルージュ」の方角へ向かった。という目撃情報がある。

 

【Liar epitaph】

◆偽りの太陽がこの地を照らし続けるだろう。

 解けるはずのない氷は溶け続け、むき出しになった花々は時計の針が進むように腐りゆく。

 空を見上げて泣くように、氷の少女は誰かを待っている。

 

 

 

私はいつだって貴方のそばにいるのです。今も昔も、これからも。花園への道は必要になれば必ず現れる。………さあ、おいで?

 

【外観と文化】

 ◆匂いを長時間嗅ぐと眠るように死んでしまうと言われる赤い花が咲く花園であり、

  死を焦がれる者はその赤い花の匂いに誘われ、無意識のうちにこの地にたどり着いてしまうらしい。

  なぜかこの地は夜が訪れず、いつも空が明るい。

 ◆この地で歌を捧げると死者が話しかけてくるらしいが、歌う内容は哀悼の歌とは限らない。

 

 ◆最奥に唯一存在する白い墓標には、絶えず花を添える者がいる。

 ◆また、花園の隅には「貴方を愛し続けられないことをお許しください」と刻まれた石碑がある。

 ◆稀に黒髪の少女が小さな墓石に寄り添い眠る姿を見ることができる。

 ◆悲しげに微笑む青年の幽霊が目撃されたことがあり、彼は一輪の赤い花を握っている。

 

  

【主な伝承等】

 ◆赤い花を手折ってはならない。彼らの安息を邪魔してはならない。と言われている。

 

 【Liar epitaph】

◆ひっそりと咲いていた赤い花々は白き石碑を中心に無限に広がり始めるだろう。

 死に誘う匂いを放つこの花は、必要以上の人間をこの地へ呼び寄せる。

 

 白き石碑の求める声に耳を傾けられる者が現れるまでは。

水は大地を育て大地は水を生かす、誰かが生きた証がこの地の水を豊かにしてくれるのです。それはきっとこれからも。

 

 【外観と文化】

 ◆かつて水没した遺跡の上に都市が成り立っているため、道路がほとんど無く、

  交通手段は船に乗って、色鮮やかな美しいヒレを持った魚たちが泳ぐ水路を移動することが主である。

  水中には現在は魚たちが暮らす街があり、他にも住民が存在するようだが水面上からは見ることはできない。

  ただし干潮時には遺跡となったその都市へ入ることができるようである。

 

 ◆都の中心には、すべての水音が合わさりひとつの音楽に聞こえる場所がある。

 ◆この地の水が奏でる音には穢れを払う力があり、穢れた者には耐え難い音に聞こえる。

  さらに都の入り口を流れる水路には魔力が宿っており、邪悪なものがレリスに入ろうとすると、

  水路の水が龍に変化して追い払おうとする。

 ◆僻地に望める大小の滝には、自分の失った過去がゆらりと映るらしく、その光景は千本鏡と呼ばれている。

 

 ◆年に一度、全ての水音が止まり静寂が訪れる。その静寂は感謝を伝えられる日とし、歌と花を捧げる祭が行われる。

【主な伝承等】

 ◆涙の雨の行く先は、この地の美しい水となる。と言われている。

 

【Liar epitaph】

◆年に一度訪れる、水音の静寂を狙うように、邪悪な水銀の悪魔が現れるだろう。

 穢れを祓うはずのレリスの水は、都の生き物の命を奪おうとする。

 放っておけば、世界の大地さえ蝕む忌み地となるのだ。

 

 

  

子どもも大人も笑顔になる事ができ、ついでに歯医者がとても儲かる国として、誰からも愛され続ける事でしょう。

 

【外観と文化】

 ◆お菓子で造られた家があり、家主が望むモノを献上すれば好きなだけ家を食べさせてくれたり、

  広場の中央にある大かまどから絶えず漂うお菓子の匂いなど、この国はお菓子で満たされている。

 ◆貴族の家などではメイドがもはや菓子職人と化している場合もあり、

  「タルトのマラキア家」といったように、それぞれの得意分野の菓子名で覚えられている。

 ◆食い逃げを行うと「そんなにうちのお菓子が好きなのね!」と嫌になるほどのお菓子を食べさせられる。

 

 ◆客の雰囲気に合わせてパフェを作る有名なカフェが、もうじき50周年記念日を迎える。

 ◆「(北部)グリムデルセン」と提携する童話モチーフのメイドカフェがあり、

  絵本「ばあすとすとお」に登場する「ふんわりカステラパンケーキ」が一番人気である。

 

 ◆毎月、大3日曜日には巨大ケーキをみんなで作るケーキ祭りが開催される。

 ◆誕生日になった者の顔面にパイを投げつけて祝う伝統がある。

 ◆夏は「(北部)ネモフィリア、レリス」の水に、特産の練乳を混ぜ凍らせたかき氷の山が作られ、

  爽やかな甘みは子供たちの夏の風物詩となっている。

 

【各地域との関係性】

 ◆太古、「(南区)コンフィテューレ」と大規模なお菓子交流会をした記録がある。

 ◆他国の式典や催しに招かれる際は、リコリス国家総出で制作された巨大ケーキが贈呈される。

 

【Liar epitaph】

◆国民全員、糖尿病と肥満になるだろう。最悪死ぬ。

 

  

洞窟に閉じ込められた青碧は、いつまでもその色を変えることはなく、静かに輝き続けるだろう。

 

【外観と文化】

 ◆色合いの異なる青い鉱脈が重なる地層で出来たこの洞窟は、地中には花のような形の独特な色の鉱石が眠り、

  生えている鉱石は一見では透明だが鉱石同士が共鳴することでぼんやりと青白く光る。

  また、洞窟内には幻想的な花が一面に咲き乱れる秘密の花園がある。

 ◆これらの鉱石や花は魔女の杖や箒の装飾や、「(西部)ソワイユ」の祭事で重要な役割を果たす。

 ◆ここで見られる光景は「大地の青」と呼ばれ、空の青、海の青と並び称されている。

 

 

 ◆洞窟内には湖があるらしく、ひんやりとして美味しい地下水が湧き溢れ、料理に使えば一段と美味となる。

  また、この水で育てた花はどんな花でも青色になる。  

 ◆ブルームーンの夜には、青い宝石のような目と鳥のような翼を持つ純白の竜が、

  "龍の寝床"(通称フィルースト)と呼ばれる場所でその羽根を休めると言い伝えられている。

 

 ◆洞窟そばの渓谷には、青い地層が確認できる「青の墓場」と呼ばれる場所がある。

  そこには「sawan」と書かれた木切れが転がっている。

 

【各地域との関係性】

 ◆洞窟の奥には「(北部)イースブルムール」まで続く地下道がある。

 ◆洞窟には「(北部)シルバーフォレスト」まで続く地下道がある。

 ◆ここで羽を休める純白の竜は、アルフェラッツの伝承の竜と酷似している。人前に姿を現すことはほぼ無い。

 

【主な伝承等】

 ◆「地下深くに住み外に出られないかみさまの為に、すべてのあおを閉じ込めて贈ったのがネモフィリアなんだよ。」

                                     ーー近隣に伝わるおとぎばなし

 

【Liar epitaph】

◆美しい青碧の地へ錆(サビ)の魔樹が根を伸ばすだろう。

 その根から湧き出る錆は、ゆっくりとしかし確実に洞窟の表層を赤褐色に覆い隠してゆく。

 深く根を生やせばいつか、その地層さえも錆の歴史だけとなってしまう。

 

 

北の海を彷徨い続ける彼らの船からはいつまでも陽気な歌声が響いている。

 

【外観と文化】

 ◆常に移動し続け、いざという時に見つからないこの幽霊船は、自分たちを成仏させてくれる子供、

  通称「ピーター・パン」を探している。

 ◆船員たちは互いの命日に宴を開き、船のみんなでお祝いをしているという。

  幽霊の中には脚の生えている者もいるようだ。

 

 ◆出没海域の近隣都市では「わるい子はこわ~い幽霊船の宴に連れていかれてしまう」と噂され、

  また、その都市には年に一回「幽霊船ポヨヨイネンの宴」を模した仮想パーティが行われる。

  とある子供には、寝起きの枕元へ「親愛なるわるいこ様~」から始まる招待状が届いたことがあるようだ。

【他地域との関係性】

 ◆「(西区)カキョウ」の子供の初めて作る”ハイク”のお決まりはこうである。

                          「ポヨヨイネン あぁポヨヨイネン ポヨヨイネン」(字余り

 

【主な伝承等】

 ◆この船に迷い込んでも船内のものは何一つ持ち帰ってはいけない。と言われている。

 

 【Liar epitaph】

◆陽気な歌声響く幽霊船に、突如無謀なトレジャーハンター集団が乗り込んでくる!

 「げへへ!お宝は俺たちのもんだ!幽霊なんか怖くないぜ!」

 

 ポヨヨイネンの陽気で陰気な未来を賭けた戦いが、今始まる!(負ける)

森は生命を包み、月はすべての孤独な魂を照らす。

 

【外観と文化】

 ◆月が現れない夜が無いこの森の奥地には、巨大な銀狼が棲むという。

  かつて森に棲む銀狼が、ステライーターという魔物の熾烈な縄張り争いに勝利したため、現在の在処となった。

  森の最奥には巨大なクレーターがある。

  

 ◆この森にのみ自生する、銀色の葉を持つ薬草があり、また、この地を流れる川はキラキラと銀色に輝き傷を癒す。

 ◆森のどこかに隠された井戸の底には星が眠っていると言われており、この水を飲むと体に星が満ちるという。

 

【他地域との関係性】

 ◆この森は「北区)ダスピルク」の裾野へ続いている。

 ◆森のどこかに銀狼たちが守る「北部)ネモフィリア」へ通じる洞窟の入り口がある。

 

【主な伝承等】

 ◆月が喰まれなくなってからというもの、この森に星の魔力は届かない。と言われている。

 ◆「礼節を持って森に接せよ。そのコインに価値は無い。無手を持って森に接せよ。その瞳煌に価値が有る。」

                                            獣の流儀

【Liar epitaph】

◆礼節を重んじ縄張りを厳守する銀狼たちは、理性を失いそのテリトリーを広げていくだろう。

 このままではシルバーフォレストを超え、多くの土地へ被害を及ぼす。

 

 理性を失った原因とは、何か。

 

ほら あなたの後ろにも 影が

 

【外観と文化】

 ◆夜は月影と星影を受けた深い霧が、ぼんやりと輝いてはいるもののはっきりとした街並みが確認できない。

  その姿は「(北部)ステロ=デモンテト、ステラ‐シャルド」と酷似していると言われている。

  明りの無い夜には街の全ての境界が曖昧になってしまう。

 

 ◆街の中央辺りに黒い協会があり、毎夜ミサが行われており、

  この教会に残されている文献には「霧の霊峰は月の霊峰の影である」と記されている。

 ◆住民は影から編み出された外套を身にまとっている。

 ◆この街には葬儀屋や喪服を専門に扱う店が多く存在し、中には創業100年の店もあるようだ。 

 

 ◆真夏の夜に、広場に灯る炎に照らされた影達は、こっそり主人から離れ一夜限りの舞踏会を楽しむ。

 ◆長く滞在しすぎると「夜空で輝くキラキラした者」に関する記憶が少しずつ消えてゆく。

 

【各地域との関係性】

 ◆この土地の霧は「北区)ザクルィトエ」から注がれている。

 

【主な伝承等】

 ◆「濃厚な影が地面に落ちていても踏んではいけない。踏むと常闇に閉じ込められる。」という伝承がある。

 ◆「遠い遠い昔、シャトリーネという大きな星の国がありました。しかし星を求めるあまりに災いに触れ、

            月に呪われて曖昧な存在になってしまいましたとさ。」                    北の地方の伝承より

 ◆シャトリーネがまだ星の国であった頃。国の発展を望む過激派は月の霊峰の魔術を使い、

          よりシャトリーネへ星の力を集めようと計画していました。――「眠れる双竜と星の影」壁画第二節

 

 ◆彼らは手に入れた呪いをシャトリーネへとかけてしまったのです。

        …残ったのは影だけ。全てが曖昧なものへとなってしまいました。――「眠れる双竜と星の影」壁画第四節

 

 【Liar epitaph】

◆長く続いた曖昧な環境は、影と主人の上下関係さえ逆転させるだろう。

 この地に訪れた者の影は主人を影として使役しようとする。

 完全に影に飲まれた街は主人を失い、消滅するだろう。

 

 

今は眺めるだけしかできなくても、いつか触れ合える時が来るでしょう。いつの日か此処で廻り逢えるその時まで、さようなら。幾光年前の未来より、幾光年先の貴方へ。

 

【外観と文化】

 ◆100年に1の大流星群が発生し天降祭が開かれる土地であり、

  他にも、この地で生まれた星が、大流星群を引き連れて帰ってくるために旅立つ土地でもある。

 ◆流れることのできなくなった流星の供養と、彼らが帰れるように祈りを込めた「星籠流し」が、

  ステラ=ブルームという星の祭典の際に行われる。

 ◆また、雪のようにふわりと星が降ってくることもある。

 

 ◆「北区)ステロ=デモンテト、ステラシャルド」そしてその中央に位置する「北区)シャトリーネ」の描かれた案内板

  はわずかな星霜を纏って静かに立っている。

 ◆流星を主食とする体長1mほどの獰猛な猿「ステライーター」の群れが、流星を取りにきた人々を襲うことがある。

【各地域との関係性】

 ◆この地に落ちてくる流れ星の多くは「北区)ステラ‐シャルド」へ運ばれ加工され、

  またそれ以外の一部は「中央区)スターレット」へ運ばれ研究に使われる。

 

 ◆「中央区)ミラージュ」を経由し、北の大地を一周する星気機関車「ギャラクシア鉄道」の始発駅である、

  ギャラクシアステーションがこの地にある。  また、駅に隣接する「ギャラクシアラジオ局」は

  「北部)ステラ‐シャルド」の鉱石ラジオ局と連携し、遅延等の情報発信を行っている。

 

 ◆「中央区)ミラージュ、スターレット」、「北区)ステラ‐シャルド」とステラ=ブルームという星の祭典を年に2度行う。

 ◆「東区)イーストワールボワ」にある壁画と同じものがこの地にも存在する。

 

【主な伝承等】

 ◆遥か昔、ここは星の国の一部だったが、星の国が受けた呪いから逃れられたため、今も星が見えるのである

 

【Liar epitaph】

◆二つの凶星が衝突し、幾千の欠片が未来へ落ちるだろう。

 北の大地へ降り注ぐ凶意の隕石群は、北の大地を焦土へと変える。

 

 見上げる者たちに何ができるというのか。

職人街には今日も檣灯を作る音が響きます。その音は、やがて船の使用率の低下と共に少しづつ減っていくでしょう。その音が止む日まで、ステラ-シャルドは貴方方の前を照らします。迷わず進んでください。己の道を。

 

【外観と文化】

 ◆この街は昼より夜の時間が長いため、星の光のもとで夜を主流に生活する人々が多く、

  常にランプが輝くこの街の夜景は「星の宝石箱」として名高い。

  夜の街の煉瓦道は、歩いた跡から星が弾けたようにふわりと光る。

  街を南北に分断する河が流れており、河底には水晶のさざれが満たされまるで星のように輝いている。

 

 ◆年に1度、職人達が新作のお披露目をするフリーマーケットのような祭が開催される。

 ◆ステラ=ブルームの時期には「北区)ステロ=デモンテト」から取ってきた流星を天に還し、

  さらなる星の加護を願うため「星気球」を上げる「ステラランタンの儀」が毎晩行われる。

 

 ◆特殊なランプ「一番星」が作られ、持ち主が望むものが有る方角へ向けると強く光る。

  また、「鉱石ラジオ」は他の地域からも特に人気の高い一品である。

 

 ◆ご当地ヒーローの正義の味方「シャルドラマン」が、村長のシャルド公のぎっくり腰の話題以来、

  活動しなくなったという。しかし最近ではファンである子供たちの強い要望で新しい隊員を再募集するという噂である。

 

【各地域との関係性】

 ◆「北区)ステロ=デモンテト」に落ちてくる流れ星がこの地へ運ばれてくる。

 ◆この街の鉱石ラジオ局はステロ=デモンテトの「ギャラクシアラジオ局」と連携し、

  ギャラクシア鉄道の遅延等の情報発信を行っている。 

 ◆「中央区)ミラージュ、スターレット」、ステロ=デモンテトと『ステラ=ブルーム』という星の祭典を年に2度行う。

 

【Liar epitaph】

◆未来を指し示す美しい灯りを扱う職人たちに異変が訪れるだろう。

 この地に蔓延る難病は指先から硬化し、視力を奪う呪いのようなものだ。

 

 彼らの尊厳と共に、この地の未来は暗い道へと続いてゆく。 

 

ツイの霊峰色付く時、仮初の峰は消え、シンの姿を現すだろう。 霧こそが全て真実なり。

 

【外観と文化】

 ◆常に霧に包まれている峰であり、頂上には「封印の社」と呼ばれる神聖な社殿があり、白銀の竜が封印されている。

  また、ごく稀にに霧が晴れる時があり、その日は決まって妙に暖かいようだ。

 

 ◆切り立った岩肌には霊草、仙人草と呼ばれる薬草が自生し、高値で薬師に取引されている。

 ◆この地の民は「見目で人を測ってはいけない」という彼らの神の教えに従い、姿を隠し霧に隠されながら生きている。

  峰のどこかに、石像から水が滴る場所があり、その水をザクルィトエの民は竜の涙と呼び重宝している。

 ◆この地の古い文献に「天之狭霧神」が住まうという伝承が残されている。

【各地域との関係性】

 ◆シャトリーネに満ちる霧はこの峰から注がれている者であり、救いのための祈りのようと言われている。

 

【主な伝承等】

 ◆何もかも忘れたいときは麓にある大樹の傍で眠るといい。ただし再び起きられるかはあなた次第。

 ◆「この土地は本当の地名すら封じられてしまっているらしいぜ」――ある冒険家の証言

 ◆『神は忘却の彼方へ封じられし。この霧に溶け込む民へ記憶の鍵を授けん』 ザクル記8971

 ◆竜は美しかった銀色の姿すら自我すら忘れ北の大地を荒らしました。

         対の竜の願いによって双竜は封じられることになったのです。--「眠れる双竜と星の影」壁画第五節

 

 ◆今はただ、全てが眠りについています。夢から醒めるのは、まだ、先の話でしょう。

                                  ――「眠れる双竜と星の影」壁画第六節

 

【Liar epitaph】

◆深い霧の奥へ眠る竜の元へ、その討伐を狙う人間たちが向かうだろう。

 世界の異変の原因は力を持つ竜のもの、という盲信が伝染したのだ。

 

 ザクルィトエは目覚めることなく、その終焉を迎える。