Eastern area

もしも貴方が全てに疲れてしまったのならば、どうかこの場所を思い出して。ここは竜が守る奇石の寝床。貴方が羽を休めに来る日を静かに待っているのだから。

 【外観と文化】

 ◆洞穴内で眠ると、奇石の夢が見られるという。その間、奇石は光り輝く。

 ◆入口付近の土産物屋には「奇石糖」と呼ばれる氷砂糖が売られ、口内でパチパチと弾ける。

  紅茶へ入れる愛好家も多いようだ。

 ◆人跡未踏の洞穴の、その最奥には奇石に満ちた湖があり、畔に黄金の毛皮の鹿が一頭棲んでいる。

 ◆毎年夏至に花冠に白いドレスの未婚の乙女が、洞穴の泉に指輪を投げ入れる「竜の結婚」という祭祀が行われる。

 

【各地域との関係性】

 ◆ある洞穴は「西部)ユリフィ」の近くまで通じ、この洞穴のみ行商人の馬車も通れるよう整備されている。

 ◆ある洞穴は「南部)アエラ・クラ」へ通じ、この洞穴は熱気がこもり、近寄りがたい。

  また、その付近の洞穴の行き止まりには適温の温泉が湧き、水面には大小様々な白くて丸い浮石がある。

 ◆「南部)トロンプイユ」で使われる石材の一部が採掘され、近づくと彼の地と同様の現象が起きる。

 

【主な伝承等】

 ◆とある洞穴は崖に繋がり行き止まりになっているが、対岸には地竜の目撃談が存在する。

  また、地竜はまだ名もない石達の静かな眠りを守る者であると伝えられている。

 

 【Liar epitaph】

◆奇石を守る土竜は世界の異変に侵されるだろう。

 正しい史実通りこの地の奇石を守れないと判断した彼は、ゆっくりと静かに地面を揺らす。

 

 洞穴郡はその痕跡を残さず埋もれてゆく。それが正しかったのかは誰も分からない。

 

花はいつまでも咲き誇る。廻る命を讃えながら。

 

【外観と文化】

 ◆白い花「セレスト」が咲き乱れる有名な地だが、蕾の色は棲んだ青であり「神のおわす至上の空色」と呼ばれる。

  一部の花は食用で甘く、幸せの味がするという。この辺境の地へその味を求めてくる者いるとかいないとか。

 ◆新月の夜は花々がほのかな光を放ち、月に代わって辺りを優しく照らす。

  また、一部を除いて摘み取るとさらさらと淡い光となって散ってしまう。

 ◆満月の夜は浄化作用の強いこの地では月光浴をすることで自身の身を清めることが出来る。

 

 ◆白花に覆われた小さな教会があり、婚儀を行うことが出来る。

 

 ◆かつて身体から白花を咲かせる「花斎みの民」が住んでいたが今は滅んでしまった。 

 

【各地域との関係性】

 ◆この地の中央にそびえる塔「東区)ウェルテクス」は、世界の淀みを吸い上げると言われる。

  セレステンドの花は世界一穢れのないものなのだろう。

 

【主な伝承等】

 ◆白い植物が根付く大地は砂もまた白く、その砂の起源は骨だという伝説が残っている。

 

 【Liar epitaph】

◆美しい白花の下に眠る伝説が掘り起こされるだろう。

 無数の白骨達は立ち上がり、この地を何人たりとも近づけぬ不可侵の土地へと姿を変える。

 

 廻ることのないこの者たちをいかに鎮めれば良いのだろうか。

うさぎはすべてをみている。

 

【外観と文化】

 ◆砂漠で倒れた旅人を乗せ、オアシスまで運んでくれる巨大な金色のロップイヤーがいるらしい。

 ◆うさぎの群れには、たまにうさぎっぽい何かが混ざっている。他にも猫が1匹うさぎのふりをして紛れ込んでいる。

 ◆2本足で歩くうさぎがいるらしい。

 ◆「ウサギサボテン」というここにしか生息しない謎の動植物が存在する。

 

 ◆うさぎに扮し、この地のうさぎへ感謝する祭がある。

 ◆とある満月の晩は、砂漠中のうさぎたちが集まり、楽しげなサバトを行う。

 ◆うさぎに悪さをしようとする者は、彼らからの制裁が待っている。

 

 ◆うさぎ達の天敵であるサンドワームの肝は希少価値が高いため多くのハンターが訪れる。

 

【主な伝承等】

 ◆『太古の昔、千の敵を持つうさぎの王がはるか北の地を旅立ち、

          安住の地を求めて辿り着いたのは東の砂漠。そこはうさぎの楽園となった』 うさぎの冒険譚より

 

チャッカ 

 【Liar epitaph】

 

◆うさぎたちはちょっとお腹がすいて困っているだろう。

遺された詩碑を撫でるような風は、穏やかに眠る彼らと共にまた新しい歴史を刻んでいくだろう。

 

【外観と文化】

 ◆かつて支配権をめぐり、近隣都市同士の戦争により多くの死者が出た土地である。

  以前は中央区から東区の各都市国家へ続く大街道が存在したが、今では草に覆われ見る影もない。

  

 ◆広大な平原の中央にポツンと立つ大樹が立ち、その傍に作者不明の詩碑が建てられている。

  詩碑の裏側には「握りこぶしでは握手はできない」と記されている。

 ◆何処かに、四つ葉のクローバーが群生している秘密の場所がある。

 

 ◆戦時中、近隣から駆り出されこの地を守ろうとした傭兵達は「ドルミールの盾」と呼ばれている。

  新月の夜、ぼんやり立ち尽くす幽霊で、平原が埋め尽くされる。害はないがその数に驚き気絶した者がいるらしい。

  夏頃は何かに跨り颯爽と平原を走り回る幽霊が現れ、平原に吹く寂しげな風の音に甲冑の音や馬の嘶きが混ざる。

 

 ◆現在は唯一生息する羊たちが、今はただ静かに草を食んでいる。

 ◆最近では行商人たちの交流の場となり、各国の歴史が語られているらしい。

 

【各地域との関係性】

 ◆この地の戦争を生き延びた魔女が、今も「西区)オールドマム」に生きている。

 

【主な伝承等】

 ◆戦争勃発の際、傷ついた民を癒したのは金髪で緑の目をした一国の姫だったという。

 

 【Liar epitaph】

◆沈黙の亡霊たちは突如叫び声をあげるだろう。

 過去の悔恨を呼び起こされるように苦しむ彼らの叫びは、

 この地に新しく芽生えた穏やかな草木達はゆっくりと枯らし、廃野へと巻き戻してゆく。

 

 

黄金と白銀、女神から授かりし双聖樹が再びこの地に揃うとき。我々は女神の言葉の真実を知るでしょう。

 

【外観と文化】

 ◆この国の最東端の断崖には聖樹があり、その梢は金細工のように輝く。

  聖樹がそびえる崖下には、露出した一部の根が大きな「聖樹の種」を包んでいる姿を見ることが出来る。

  しかし絶壁であるために人間が見に来ることは滅多にない。

 ◆王城には無色透明のステンドグラスがあり、太陽の光を通したときだけ金色に輝く。

 

 ◆聖樹は近づいた者の「成長性」を少しだけ奪い、その「成長性」が結晶化した実がなるという。

 

 ◆国民が成人すると、聖樹の梢から作られたアミュレットが渡される。

 ◆聖樹の新芽の紅茶「サクラーレ」は陽光を閉じ込めたような金色の輝きを放つ。

 ◆土産物屋には聖樹の葉を模した金細工が売られている。

  「金銀の葉を模したブックマーカー」は所持者へ「東区)ガゼルトリオン」から輝く東風を風向きを無視して吹かせる。

  

【各地域との関係性

 ◆「東区)ガゼルトリオン」とは元々兄弟国である。

  また、とある終戦記念日には、国民がガゼルトリオンへ花を手向けに行く。

 ◆条件が揃うと「中央区)ミラージュ」からも輝く大樹が見ることが出来る。

 ◆領土内の大森林は「東区)イストワールボア」と同化している。森の住人は過度な干渉が無いよう見守っている。

 

【主な伝承等】

 ◆『聖樹の実は、身を滅ぼして国を護った銀の弟を想う兄が流す金色の涙』 吟遊詩人より

 ◆『兄さんは本当に弱虫だ だから僕が護ってあげる』兄弟がその誓いに聖樹で編んだ冠を贈り合う物語がある。

 ◆“戦後、ガゼルトリオンの王はエトピリカへ。

  エトピリカの王は今日もガゼルトリオンの王を目覚めさせる魔法をさがしているそうです。” ___双樹国の記録より

 

 【Liar epitaph】

◆聖樹は国中の生き物の「成長性」を過剰に奪い続けるようになるだろう。

 その目的が何であろうとも、この国の聖樹以外の全てが失われる日は近い。

 

 最後に残るのはなんであろうか。

国の中心には銀光を纏った小さな木の芽が生えており、城主の霊やショッキングピンクの怪鳥や羽を折られた元収監鳥たちに護られている。…金と銀の双聖樹が揃い並ぶ日は、そう遠い未来ではないだろう。

 

【外観と文化】

 ◆かつての都が廃都化し、一部の廃墟には「ならず者」がうろついている。

 ◆年に1度黒い大雨が降り、不気味な不調和音の中に綺麗な音楽が混ざって聞こえる。

 ◆旅人の中継拠点として利用されるが、雨の日は黒い影のようなモノが多数動きまわるという噂が後を絶たない。

  中心部に残る古城に泊まれば、雨の夜でも城主の亡霊が現れ邪悪なものから旅人を守ってくれる。

 ◆古城には無色透明のステンドグラスがあり、月影の光を通したときだけ銀色に輝く。

 

 ◆戦時中、瘴気の雨を広範囲に降らせる禁呪が使われた。

  この地の「銀の樹」はその瘴気を全て吸い込み枯れてしまった。街の人は聖樹に祈りを捧げ運命を共にしたという。

 

【各地域との関係性】

 ◆隣国である「東区)エトピリカ」の史記によれば、この地は兄弟国であり、銀の樹を擁する聖樹国だった。

 ◆終戦記念日にはエトピリカの民が花を手向けに来る。その日だけは「花の都」と称されるほど花で溢れている。

 ◆どこかに「西区)ラカージュ」へ繋がる魔法陣があるらしいが、今では固く封じられている。

 ◆この地にたむろする鳥達の一部はラカージュから逃げた鳥だが、元の姿に戻れず長い時を過ごしている。

【主な伝承等】

 ◆…やがて戦が始まると兄弟の誓いを護るべく銀の騎士はその剣を手に金の国の盾となりました。』

 

 【Liar epitaph】

◆黒い雨雲が空を多い、降り止むことのない瘴気が永劫続くだろう。

 小さな銀の苗木は徐々に腐り、二度と芽を出すことはない。

 

 最後に残るのはなんであろうか。

例え、善人であろうと罪人であろうと等しくこの森の糧となり、一つ、また一つと森を深く覆い、枯れることなく歴史を刻み続けていく。

 

【外観と文化】

 ◆木の葉には、各地で起こった事が記されており、魔力を持つ者ならコツを掴めば読むことが出来る。

  とある場所の木々はその知識欲ゆえに、足を踏み込んだ者を迷わせ、取り込もうとするらしい。

  悩みや迷いを抱える者には、この森から運ばれる風の音が、時折意味を持つ言葉に聞こえる

 

 ◆集まった木の葉の史録は年に1度管理者達に書籍にまとめられる。

  それらは中心部にある大図書館に収められ、厳重に管理されている。

 

 ◆森の最深部にある背丈1mほどの木の葉には禁忌とされる魔法が記されていて、

  それぞれの葉に選ばれた魔女のみがその葉を読み解くことが出来る。

 ◆奥地には澄み渡る泉と滝があり、その水は水を飲んだり浴びたりすると傷が治る。満月の夜は白い鹿が現れるとか。

 ◆植物の品種改良には森の落ち葉の腐葉土を使うと新種を高確率で産み出す事が出来る。 

 

【各地域との関係性】

 ◆星の観測者が、「かつて北の地にあったと謂われる国と、竜の歴史」を壁画にして納めた。

  同じものが「北部)ステロ=デモンテト」のどこかにも存在している。

 ◆この森の一部は「東区)スコンパリーレ」と呼ばれる地域である。

 ◆この森は一部が「東区)エトピリカ」と同化している。

  

 

【主な伝承等】

 ◆この森の一角は「迷いの森イエヴェル」と呼ばれているらしい。

 再び芽吹いた銀光を纏った小さな木の芽に未来への希望を込めて、

  金と銀の双聖樹を模した樹が日の当たる広場に植えられたという。

 

【Liar epitaph】

◆森の木の葉たちは世界の異変とともに史実を記せなくなるだろう。

 存在意義を失った森たちは次第に枯れ、ただの森へと姿を変えていく。

 

 森が知りたかった歴史を伝えられる者とは。

ここは″始まりの地マスジド・マシュリク″、今は″終わりが始まりに燃ゆる朝焼けの遺跡マシュリク″。その傍らには一輪の花が咲き誇り続ける。

 

【外観と文化】

 ◆かつて「マスジド」と呼ばれる建物だったその崩れた遺跡は、巨大な礼拝堂の面影を残している。

  そよぐ静風も古には神格を帯びていたのだろう。

 

 ◆中心部には泉が存在し、普段は枯れているが早朝の間だけ澄んだ水が湧き出すが、

  人口の多い都市から離れているため、泉のを見るために訪れるものは殆ど居らずたいへん静かである。

 ◆子供の噂話では、朝星が映っている間に泉の水を飲めれば、どんなに仲が悪くなった子ともすぐ仲直りできるらしい。

 ◆この地の朝焼けを浴びた朝露は、万能薬の素として名高く、良く効くという。

【各地域との関係性】

 ◆遺跡には「東部)ウェルテクス」の地下へと通じる隠し扉があり、そこからなら月が昇らない夜も搭に入れる。

  隠し扉の場所は、朝日に隠し扉が照らされ、浮かび上がることで見つける事が出来るという。

【主な伝承等

 ◆著名な冒険家の手記は語る。『私の人生全ての涙はマシュリクの朝日が預かってくれた。後は前に進むだけだ。』と。

 ◆夜明けの女神マシュリクは昇る太陽の光で「繁栄」の金の種を、沈む月の光で「守護」の銀の種を作り、

   双子の樹の精に渡して命じます。 「人の子に祝福と安寧を与えし聖樹を育てよ」と ーマシュリク聖典 創世の章より

 

【Liar epitaph】

◆風化とともにこの地の意味は忘れ去られて行くだろう。

 誰も知らないこの遺跡には始まりも、終わりもなくなってしまうのだ。

 

 何でもない土地に差し込むただの朝焼けに意味を見つけられる者は。

【外観と文化】

 ◆透き通った銀色の霧を帯びる街であり、白石で作られた建築物が月明かりで神秘的に輝くこの街は、

  夜になるとダイヤモンドダストが舞う。

 ◆村の外れには「…mis de…ra…es "限りなき愛情を……"」と記された、荒れ果てた石碑があり、

  石碑の奥にある滝が、夜間のダイヤモンドダストを生み出しているため人々は畏怖と敬意から「竜の息吹」と呼ぶ。

 

 ◆この地の女性には人権が無いに等しく、子供でもよそ者でも魔女でも例外なく、行動さえ制限される場合がある。

  女性たちは古くから伝わる伝統手芸を幼少から手習い、代々受け継がれているという。

 ◆街では見合い婚や政略結婚で婚姻を結ぶことが多いが、結婚式だけは女性が中心となる。

  教会にはカラフルなドレスを着た女性が集まり、新婦を祝福する。

 

 ◆街には隠れた銘酒、その名も「竜の息吹」があり、街の人間の紹介で飲める。

 

【主な伝承等】

 ◆滝裏の洞窟にはその昔美しい女性だったと言われる白銀の神竜がいると言われている。

 

【Liar epitaph】

◆古きしきたりは少しずつ悪改され、女性たちへの差別はより過酷なものへと変わっていくだろう。

 静かで寂しいこの地にも確かにあった美しい婚儀でさえもいつか失われてしまうだろう。

 

 この国の男性たちの価値観を問い正せない限りは。 

「消えながらも、育まれる。」というおかしな性質を孕みながら、不揃いのデルタは存在している。おそらくこれからもひっそりと・・・

 

【外観と文化】

 ◆密林に広がる異様な空間。正三角形の浮島が無数に浮かび、成長とスコールによる崩壊とを繰り返している。

  この地域一帯は特殊な磁力が発生し、方位磁石が使用出来ない等、大変危険な場所として名を馳せ、

  冒険譚を持ち帰れば一人前の探求者として認められる。

 ◆頻繁なスコールにより湿地帯となっているため。人の侵入が少なく、あらゆる希少な水棲生物にとっての楽園である。

 

 ◆ここで採れる果実・野菜は不思議と全て三角形の形をしている。

 ◆空気には常に細かな三角の光の粒子が舞い、陽の光を浴びて光る様は「デルタダスト」と呼ばれる。

 ◆削られた土地の生命は、光を放ち空へと昇る。

 

 ◆その領域では「三角」を扱った魔法系統は大幅に増幅強化される。

 

【各地域との関連性】

 ◆この密林は「東部イストワールボワ」のどこかにあり、バグ現象のようなものだと言われている。

 

【Liar epitaph】

◆デルタ舞うこの地に、突然変異した水棲生物が現れるだろう。

 8本の足を持つ巨大なそれは、彼らはスコンパリーレのあらゆる三角形を食い尽くし、

 

 何故か四角形のものを生み出し続ける。 

黄昏ゆく世界に、破壊と再生を司る〈トワイライトドラゴン〉は目覚める運命、その眠りを妨げてはならない。

 

【外観と文化】

 ◆島自体が眠れる一つの竜であり、一部の例外を除き、正規のルートを通らなければ島に至る事は出来ない。

  裂け目の様に開く湖下へ水没した古代都市には、古今東西様式問わず歴史の整合性が取れない文化遺産がある。

 ◆「葬られし歴史、その全てと共に神話を抱えてここに眠る」という一節が刻まれた戦争時代の英雄の墓碑銘がある。

 ◆洞穴に祀られた空の聖櫃の底に「nowhere」の文字が刻まれ、《今ここに在る》か《どこにもない》か判別できない。

 

 ◆島の一部を覆う森には、触れたものの色に変化する不思議な虫が住み着き、

  また、その森でお茶会をする際それらが周りを取り巻き柔らかなイルミネーションを作ってくれる。

 

 ◆この地のどこかに剣の刺さった竜の石像がある。

 

【各地域との関係性】

 ◆「中央区)メビウスケージ」からこの地へ侵入できる。

 ◆この地に生息する不思議な虫は「西区)タイタニア」の妖精たちが期限だという学説がある。

 ◆石像に刺さった剣は「南区)アエラ・クラ」の炎で鍛えられたという言い伝えがある。

 

【主な伝承等】

 ◆剣を抜けば眠れる竜が目を覚まし、世界が荒れ狂うと謂われている。

 

【Liar epitaph】

◆竜を封じていた剣は抜かれるまでもなく、世界に存在しなかったように姿を消すだろう。

 

 封印を解かれた竜は世界を滅ぼすのだろうが、再び封じる剣は今は存在しない。

 

月の昇らぬ日、白亜の塔は眠る。真白き花に抱かれて“それは幾星霜世界を浄化し続けるための休息日”なれば昇れぬ塔に踏み入るなど無粋なこと

 

【外観と文化】

 ◆空に月が上がらない日には、何人たりとも入ることができないという塔で、

  頂上にある門は1年に1度、そこを通過する「北部カエルムフムス」への入口となっている。

 ◆とある階にのみ、迷える者を導き、加護してくれるという純水晶があるという。

 

 ◆塔の入り口付近では名物てんつくトコロテン(非公式)が売っている。カラシ酢醤油か黒蜜か選べる。味は普通。

 ◆人々は上ばかり目指すが、実は隠し扉が存在し、地下へ降りることができる。

  地下には宝石を取り付けられた巨大な装置が存在し、ごぅんごぅんと音を立て、黒い何かを集めている。

 

【各地域との関係性】

 ◆この塔の周りには白花が咲き乱れており、その一帯は「東区)セレステンド」と呼ばれている。

  セレステンドの花は世界一穢れのないものなのだろう。

 ◆「東区)マシュリク」の隠し扉から塔の地下室へと入ることができる。

 ◆「南区)クレメンス」の最新部から塔へ入ることができるらしい。

 

【主な伝承等】

 ◆「セレステンドの花々に囲まれたこの光の塔は、この世界の淀みを吸い上げて浄化しているんじゃ。」巡礼僧より

 ◆頂上には「黄金に輝く神話の聖遺物」が眠っているという、得体の知れない噂が真しやかに囁かれている。

 ◆ウェルテクスの頂上へ夜と昼の狭間に至りし時、

              未だ残る神話の魔力の加護を賜り黄金の雲へと歩みを進める事叶わん。

 

【Liar epitaph】

◆地下の装置が突如動きを止めるだろう。

 世界の淀みがこの地で塞き止められ、膨張し、塔もろとも爆破するのだ。

 

 どうしてウェルテクスの装置が止まったのか、誰も知る由もない。

四季、時、廻りて今は黄昏。往くは夜霧、明けて朝霧。諸行無常の世なれど、霧の通い路、閉じる事無し。

 

【外観と文化】

 ◆「北区)ザクルィトエ」に夕日が沈むまでの黄昏時にこの場所への道が開かれると言われ、

  赤い鳥居が千続き、その先に太古の神が祀られている。入り口に座る嫗は「鳥居の外に出てはいけない」と伝える。

  鳥居はくぐり振り返ると、希にそこにあるはずのない違う風景が、鳥居の間に浮かび上がることがある。

  また、赤い鳥居が姿を現すときは近隣の住まう子供が一人神隠しに逢うとされている。

 ◆とある鳥居の裏には 「かみのにわ うつろいけりな たそがれに ひとのよにふる ながめせしまに」

  という詠み人知らずの句が掘られている。

 

 ◆心を鍛える修練場が存在し、その地の精霊によって己の信念が和刀として具現化される聖なる加護領域でもある。

 

 ◆秋になると参道沿いは満開の曼珠沙華が見ることができる。

 ◆逢魔ヶ刻には異形の子供達が現れることがあり、時折お菓子をくれるらしい。

  その他の異形達に出会っても、決意を持ち優しさを抱き続けられれば心を交わすこともできる。

 

 

【各地域との関係性】

 ◆この地の異形の者は「西区)デーフォルミス」にも見受けられる。

 

【主な伝承等】 

 ◆「黄昏鳥 鳴きつる方を ながむれば ただ華都の 朱ぞ残れる」

 

 【Liar epitaph】

◆逢魔ヶ時に現れる異形の子供たちは「世界が終わってはいけない訳」を問うだろう。

 それに応えることが出来なければ夕霧の社は現世に幕を降ろすことになる。

 この地の行方は誰にも掴めないものとなるだろう。